ISBN:978-4-910692-97-5
定価:\1400+税
作品概要
暗い路地裏で、ずた袋の中に押し込まれて引きずられる男。
その男の脳内では過去の思い出が次々とよみがえる。
男は自分の今の境遇と重ねながら、その思い出たちと向き合っていく。
微かなユーモアと独特の文体で、読む人を不可思議な世界へ導く小説。
この小説は、読点のない独白という視点から人間社会を描くという、ユニークな試みが特徴です。
一通り読み終わったら、好きなページを開いて目についた一文を読むと、また違った意味が感じられる作りになっています。
著者紹介
加藤たけひろ
美術作家。
石川県出身。
尾道大学大学院美術研究科美術専攻(油画)修士課程修了。
アナログ絵画からデジタル絵画、漫画や小説など、言葉と視覚を行き来する作品を制作している。