
ISBN:978-4-911355-45-9
定価:\1800+税
作品概要
抒情歌謡の作曲家・江口浩司の軌跡をたどる
松島詩子「夜のささやき」、大津美子「いのちの限り」、三橋美智也「石狩川悲歌」、倍賞千恵子「下町の太陽」、藤野ひろ子「浜でギターを弾いてたら」。ヴォーチェ・アンジェリカ、梓みちよ、倍賞千恵子、菅原洋一が歌い継いだ「忘れな草をあなたに」や、春日八郎、若原一郎などの歌の数々。
昭和30年代に作曲家として活動を始め、「叙情歌のホープ」と言われた江口浩司。同じく流行歌の作曲家だった父・江口夜詩とのあつれき。小林亜星氏、中田喜直氏などの作曲家仲間たち、堀口大學氏、岩谷時子氏、江間章子氏、落合武司氏などの詩人たちとの交流。
昭和平成と抒情歌謡を作り続けたその軌跡を、時代と共にたどる。
最も近くで見ていた息子が、『江口夜詩 昭和歌謡の礎を築いた作曲家』に続けて著した評伝。
これからも先生の歌、歌い継いでまいります 倍賞千恵子
先生に書いていただいた「下町の太陽」は、役者としての私の代名詞「庶民派女優」と呼ばれるようにもなり、大切な歌になっています。「忘れな草をあなたに」はいつもコンサートの最後に。昭和の私の声ではなく「令和」の私の声で歌い続けて、お客様から熱い拍手をいただいています。
主人の小六禮次郎(作曲家)とお見舞いにうかがった時、先生の戦争体験を聞き…、平和である事の大切さを聞き…、胸が熱くなった事、忘れません。お見舞いの時間が過ぎ、先生が玄関まで送って下さり大きな豊かな声で「チコちゃん、頑張って! 元気でネ」とおっしゃって下さった事、忘れません。
先生、私、まだ歌ってます。
これからも先生の歌、歌い継いでまいります。声のつづく限り。
著者紹介
江口直哉
1958(昭和33)年 東京都に生まれる
1977(昭和52)年 東京都立松原高校卒業
1983(昭和58)年 立教大学法学部卒業
