ISBN:978-4-911093-63-4
定価:\1500+税
作品概要
日本国民の誰もが知る「日本財団」。
この創立者が「政財界の黒幕」「右翼のドン」と称されている、あの笹川良一である。
本書は、明らかに歴史的評価が分かれており、世間の多くの人たちからの誤解も受けている笹川良一を“日本人最後のファンタジスタ”として位置付け、彼と彼の小学校時代の同級生であった川端康成とを主人公として、歴史的事実には沿いながらも、旧来のイデオロギーや社会的評価には全く捉われることなくその生涯を描く、宝塚歌劇のようなノンフィクション・ファンタジー小説である。
昭和世代の方々には笹川良一に対する誤解や思い込みを解くため、平成以降の世代の方々には笹川良一という凄い日本人が昭和の時代に存在していたことを知っていただくため、幅広くお読みいただきたい。
なお、“ファンタジスタ”とは、イタリア語が語源で、機知やユーモアに富んだ役者や、天才的なプレーを見せるサッカー選手に対する賛辞として使われている言葉である。
著者紹介
著者:河合保弘
司法書士/作家
東京都江東区で「よ・つ・ば親愛信託総合事務所」を経営
中小企業総務部、医療法人理事などの経歴を経て、平成五年司法書士登録。
開業以来一貫して予防法務とリスクマネジメントを専門とし続け、時代の要請に応じて遺言、種類株式、事業承継、企業再生などを主業務としてきたが、信託法改正以降は信託制度に着目、親愛信託の組成支援、関連する講演と出版に特に注力しており、出版は小説七作品を含み二十五冊以上、講演実績は通算一千回を超える。平成三十年に一度「隠居」したが、社会情勢の変化を鑑みて、令和三年四月より活動再開。
著者:笹川能孝(Yoshitaka Sasakawa)
経営者 / 対話人:The interlocutor
昭和四十三年東京都世田谷区生まれ。
「全人教育」を教育理念に据える玉川学園中等部、同高等部を経て平成三年同大学英米文学科理財専攻卒業。平成四年カナダより帰国後、家業である公営ギャンブルの世界へ。
一般社団法人笹川経済支援機構 理事長笹川能孝
国や自治体任せになりがちな社会的課題を民間の立場で議論し、具体的な取り組みを各方面に働きかける総合調整機関としての役割を担う。例として、中小企業の緩やかな企業統合のためのコンソーシアム形成、地方都市のナイトライフの充実を目的とした日本カッシーノ・フォーラム発足、経営者らによるオープン・ビジネスプラットフォーム機能などの取り組みは多岐にわたる。