ISBN:978-4-911093-48-1
定価:\1500+税

作品概要

《……そういえば、『ドアベル』、というモノは、》
《具体的に、いつ、どこの誰が発明したモノなのだろう……?》

《アニメなどでの「……ったく、」っていうセリフは、》
《そのことばが、そのような意味として〝定着のことば〟になった具体的な経緯は、なんなんだろう……?》

とある成人男性の日常を綴った自伝小説。
主人公(=「彼」)は、またとある病気に日々苛まれながら生きていた。
『強迫性障害』。
いやこれがほんと辛いんですわ……。
34歳。独身。結婚とか彼女作るとか、そんな心の余裕ナッスィン!
この小説は、頭でっかちで、根っからの哲学的思考で、他人からすれば仕様のない事を仕様もなく本気で思い苦しみ考え悩んでいる、なんだかどうしようもないそんな彼の一日を淡々と綴った物語である。……物語かなぁ?

著者紹介

本間惟彦(ほんまただひこ)
1989年2月16日生。神奈川県横須賀市生まれ。東海大学工学部卒。
学生の頃から哲学的な分野に興味を示すようになる。
20代のはじめ頃から強迫性障害を発症し、またそのかたわらで作家を目指すようになる。
その後の自身の経験から、症状に対する自己考察をはじめ、それを文章化することを決意し、書籍化を視野に入れた結果として本書はその一部に当たる。