ISBN:978-4-911093-24-5
定価:\1600+税

作品概要

表題作「夢幻の鍵」──私の名前はジョセフ。ある夜、最寄り駅で鍵を拾って交番に届けると、帰宅後に、鍵を落としたという若い女性──シャーロットから携帯に電話がかかってきた。鍵を拾ってくれたお礼に、駅前の喫茶店で、お茶をご馳走したいと言うのだ。翌日その喫茶店で会って彼女の住まいに案内された私は、シャーロットと自分が同じマンションの住人であることを知って驚く。彼女の部屋は三階の三号室、私の部屋は二階の二号室──私たちはその日、シャーロットの部屋で結ばれる……。

収録タイトル(20編)
「夢幻の鍵」
「セックス依存」
「女詐欺師ヒョチュン」
「寝台列車の美青年」
「地下アイドルの恋」
「ボヒのパパ活」
「尾行された女」
「恋人ゲーム」
「アンドロイドA」
「二者択一」
「リセットラブ」
「ジョギングラブ」
「グラビアアイドル」
「自分探しの女」
「謎の再会」
「クールビューティー」
「アンドロイドB」
「彼女の涙」
「二つの宅配便」
「六十年の空白」

著者紹介

子門英明(しもん・ひであき)
小説家。
福岡県出身、大阪府在住。

著書(つむぎ書房)
『天使のメモリー』
『プールサイドの女』
『上司Kの恋人』
『ネイキッドゲーム』
『愛猫ノラ』
『午前0時の女』
『眠れる分身』
『幻の夜』
『モデルMとの恋』
『バイセクシュアル』