ISBN:978-4-910692-58-6
定価:\1400+税

作品概要

シャルル・リュシアン・ボナパルト(1803-1857)はナポレオンの最年長の甥として生まれた。若くして鳥類学に目覚め10代で新種を発見、19歳で渡米して数年を過ごした。オーデュボンはシャルルと出会ったことで全能力を発揮して大成した。テミンク、クーパー、グールド等、数多くの著名な鳥類学者との書簡を収録。
イタリアのカニーノ公国主の貴族であるにもかかわらず革命に没頭してローマ共和国を建国。敗北して亡命。結局フランスに住み、再び鳥類学に熱中。数百種もの鳥類を記載。
ギャンブル、決闘、浮気、離婚など数多くのドラマを経て、1857年死去。時代背景、フランス帝政の後継者問題、鳥類学史、学名の由来なども描写しながらその全生涯をたどる。

著者紹介

籠島恵介(かごしま・けいすけ)
1963年生まれ。
麻布大学獣医学部卒、日本鳥学会会員。