ISBN:978-4-910692-23-4
定価:\1600+税

作品概要

家族、交友、勉学、恋愛、就職、技能、結婚、妊娠、出産、子育て、病気、老化、そして死。人生には沢山の喜びと同時に、多くの試練とも言うべき苦悩が待ち構えています。人はその日常の中で、不安や悲しみ、苦しみ、不満、怒り、恐怖、孤独感などという負の感情に心を支配され、翻弄されながら生活しています。
夢が叶わなかったり、大切なものを失ったりして挫折し、進むべき方向を見失ってしまうこともあるでしょう。そんな時に、ふさぎ込んで〝絶望〟に陥ってしまうのか、あるいは再び立ち上がって〝希望〟へと向かことができるのかは、偶然ではなく、必然によって決まっているのです。人が絶望に陥ってしまうのではなく、再び立ち上がって歩み始めるとき、そこには人が手にすべき原石が存在するのです。
その原石とは、〝大切な人の笑顔〟なのです。人が大切な人の笑顔を〝希望〟として胸に抱き、守りたいと願ったとき、人は生きる意味を手にし、勇気が溢れ出し、しあわせへと向かう〝心の旅〟を始めるのです。
道に迷ったときに地図を開くように、生き方に迷ったときにそっと開いて、自分の居る場所を確かめることができる心の地図が存在するのです。この本は、その『こころ図』を綴ったものです。きっと〝心〟に明かりを灯し、今居る場所と、これから進むべき方向、つまり、希望を蘇らせ、しあわせへと向かう道を教えてくれるでしょう。

著者紹介

河合信行(かわい のぶゆき)
1967年、大阪府生まれ。1992年、和歌山県立医科大学卒業。1999年同大学院放射線医学科博士課程修了。2013年まで同大学講師、附属病院医師として画像診断学やインターベンショナルラジオロジー(IVR)に携わる。2013年から聖志会 渡辺病院へ転勤し、主たる診療を精神科へ転身。また和歌山県立医科大学放射線医学講座博士研究員を兼務し、国内外のIVR雑誌の査読に携わる。学術書の編集・著作に2015年『伝えたいIVRの知恵』、2018年『皆伝!IVRの知恵』がある。