ISBN:978-4-910692-22-7
定価:\1600+税

作品概要

著者の30年以上の鍼灸師、柔道整復師の臨床経験と、足根骨について10年以上の研究の末、「カカトは地面と接して球関節の機能を果たす」という理論にたどりつきました。その足根骨の機能を最大限に発揮する歩き方が「調身ウォーク」です。「調身」とは、瞑想で重要視される「調身・調息・調心」からきています。
本作品は、「効率よく歩く」ために「等速直進運動」を推奨します。この、物理学的に正しいモノの移動を、ヒトのカラダで実現すると、足を構成する足根骨にとって解剖学的に正しい動きになります。ひいては、カラダじゅうの筋肉や骨格に連動を起こし、全身に正しい動きを促します。
その方法は、「足の置き場」を意識するだけです。そして、地面上のどこに、どういう向きでどこから足を置くか、何故そのような置き方が物理学的に、また解剖学的に正しいのかを説明します。著者の感覚に頼らず、客観的な足運びを図解、アニメーションにすることで、ひとりで実践することも可能です。物理学用語や解剖学用語は、なじみが薄く難解な言葉が多いため、可能な限りイラストを挿入し、見て分かる内容になっています。
意識的なウォーキングだけでなく、ふだんの歩きの足運びにも注意して、カラダを健康に美しくととのえましょう。

著者紹介

平松ヨウヂ
1969年愛知県生まれ、立命館大学文学部哲学科卒業。
鍼灸とカイロプラクティックを融合させた施術をおこなっていた父親の影響から治療家を志し、大学在学中から大阪市内の鍼灸院に丁稚奉公しながら東洋医学を学ぶ。
明治東洋医学院専門学校卒業し、鍼灸師、柔道整復師資格を取得。
大阪府内各地の鍼灸整骨院に勤務しながら、様々な整体法やカイロプラクティックなどを学ぶ。
2005年かなめ整骨院開院。
現在、整体院からだシステム・ラボ代表。臨済宗妙心寺派僧侶
幼少期より絵を描くことが好きで、本作品ではカバーイラストはじめ本文中のイラストをすべて描きました。