ISBN:978-4-911355-50-3
定価:\1600+税

作品概要

幕末から明治維新の激動の時代を背景に、琉球と大和を股にかけて描かれる歴史伝奇小説。
五方の理が結集し天下泰平を導くという古代の予言書『龍之傳』。琉球の禅寺で修行を積む天才武術家の若き僧・虚心(のちの雲外)と、家族の仇を追って琉球へ渡った越前の武士・納谷伴内(円了)は、運命的に出会い師弟の絆を結ぶことになる。
その後、伴内(円了)は仇である相良喜六(赤鞘の鬼六)との戦いで瀕死の傷を負い海を漂う中、神降島の漁師に拾われる。神降島で九死に一生を得た伴内は神の啓示を受け出雲へ向かい、松平春嶽や西郷隆盛ら歴史の偉人、そして南朝の末裔が交錯する「裏の維新」の渦中へ身を投じ、再び宿敵・赤鞘の鬼六こと、相楽喜六との死闘に挑むことになる。一方、琉球の虚心もまた愛する者を守るため、琉球王府の呪われた武術を継ぐ我覇名斎との最終決戦に臨むことになる。
息を呑むような拳法や剣術の圧倒的な戦闘描写と、歴史の闇に隠された「新たな国造り」のロマンが力強く融合した、魂を揺さぶる物語である。  

著者紹介

佐藤兎
1959年生まれ。
早稲田大学卒業。公務員を経て、現在、東紀州に在住。