ISBN:978-4-911093-69-6
定価:\1500+税
作品概要
米づくりとともに、土地や作物を巡る争いも広がっていった弥生時代。誰が、どのような思いを持って、そしてその思いを引き継いで国を一つにまとめ上げたのか、紀元前100年頃から西紀350年頃までの日本の姿を探った作品。
舞台は筑紫から始まり、出雲、吉備を経て大和へと展開する。そしてもう一つの集団が日向から大和へと向かう。国づくりに奔走した大己責、饒速日(物部)、磐余彦(初代神武)とその子孫たち。彼らを支えた数々の氏族(安曇、宗像、八束、熊野、紀、葛城、賀茂、大伴、久米、中臣、倭、丹波、春日、和珥、毛野、息長、尾張…)との人間模様を綴った。欠史八代を完全否定し、大足彦(12代景行)の長男ヤマトタケルの悲哀譚で締めくくる。
著者紹介
野田裕之(のだ・ひろゆき)
1959(昭和34)年9月5日生、横浜市出身。
中央大学文学部文学科(国文学専攻)卒。
1989年物流の専門紙・運輸新聞株式会社入社、2001年同社編集長、2021年同社代表取締役社長兼編集長。
現在、東京都江戸川区に在住。