ISBN:978-4-911093-14-6
定価:\1400+税
作品概要
「杏名、可憐にいきや!」
1970年代、京都西陣界隈にたむろしていた若者たちの暮らしぶりや葛藤を描いた青春小説である。
主人公である達也が音楽に目覚めやがて大人になっていく姿を、廻りの仲間の成長と挫折をこの時代ならではの風景と共に綴る。
※ロシアの文豪の古典的名作とタイトルは似ていますが、もちろん特に関係はありません。
「イン・マイ・ライフ」「太陽の塔」など他短編8話収録。
著者紹介
河井真月(かわい・しんげつ)
1959年、京都市生まれ。伏見工業高校卒業、立命館大学二部を除籍後家業の樋、屋根張り業に携る。1978年頃からバンドを組んで京都のライブハウス拾得や磔磔に出演しだす。
ドラマーとして永井ホトケ隆氏、近藤房之助氏、入道氏らのブルースメンと共演を果たし、現在は京都でイナヅマホーンズ、ウエストポーチその他セッション等で音楽活動を続けている。2006年には相方の小泉聡氏とM-1グランプリに出場し、満杯の大阪ABCホールで漫才をした。
著作に「真夜中の名盤酒場」(つむぎ書房)がある。最近発掘された音源に著者が1980年代に参加していた「アップ・タイト」がある。
現在は株式会社河成の代表取締役。