
ISBN:978-4-434-35865-4
定価:\1500+税
作品概要
中臣鎌足。歴史的な英雄として当たり前に学校で習うが、きちんと歴史書を読むと彼にはおかしな点が多すぎる。
役職もないのに孝徳天皇に近づいて品定めをする。中大兄皇子との出会いの場面では、蘇我氏のエリアに忍び込んで皇子に声をかける。
白村江の戦いでは、中大兄皇子の右腕であったにもかかわらず戦争に参加しない。
大化の改新の密談があったとされる多武峰は「かたらい(語らい)山」と呼ばれ、鎌足が中大兄皇子と契りを交わしたことをほのめかしている。
鎌足は実は女だったのだ。その名も物部鎌足媛。
物部守屋が戦争に負けた後、蘇我氏に嫁ぎ、仏教の仕組み、摂関政治のノウハウなどの全てを奪い取った。そしてその政治を実現するための「藤原氏」をつくった。
これが真の「大化の改新」だ。
本書では、 鎌足の革命前夜の手紙、そして鎌足の「うそ」をダシに藤原摂関家を奪い取ろうとした豊臣秀吉の策略などを描く。
著者紹介
著者
高田晋治(たかだ・しんじ)
歴史暗号研究者・学習塾経営者
1968年大阪市生まれ。
奈良県大和郡山市出身。
Instagram : 奈良ヒストリー(@nara_history)
表紙イラスト:中西幹太
X:(@ohagi_umeume)
