ISBN:978-4-434-35709-1
定価:\1600+税

作品概要

古希(70歳)を迎えたその老人は、ある時無謀にも「フルマラソン」を走りたいと思ってしまう。母校の襷を繋ごうと、ふらつきながらも必死で走る駅伝ランナーの姿を見て感動してしまったのだ。それから1年間、顔をゆがませて走る地獄のような日々、哀れな老人の苦闘の日々が始まる。「進撃の巨人」はカッコイイが、「進撃の老人」ではシャレにならない。
走ろうと決心してからマラソン当日までの激闘の記録。さて、この老人はフルマラソン走り切れたのか。それとも救急車で病院に担ぎ込まれたのか。
我らが高貴幸霊者「Dr.ニゴ」愛と笑いと格闘の記録。どうかこの非常識極まりない不良老人の元に神様のご加護が降り注ぎますように・・・
本書は、著者「Dr.ニゴ」がフルマラソン完走を夢見てから実際に走るまでの1年間の記録です。同時に、その間に彼と関わった心優しき友人(変人)達との交友録です。どうぞ、この名もなき老人の無謀な挑戦にお付き合いください。

著者紹介

濁川孝志(立教大学 名誉教授 医学博士)
立教大学で30年以上にわたって教鞭をとり、学生たちに霊性(スピリチュアリティー)について真摯に問いかけ議論を続けてきた。
自身が創案した評定尺度(JYS)を用い、学生の霊性のレベル、生きがい感、見えない世界への理解の向上を学術的に実証し、「霊性は教育によって醸成できる」大きな可能性を示す。「霊性の喪失が現代社会の様々な問題を生み出している」という確信から、数々のシンポジウムやイベント、講演会を通じて霊性とその重要性を人々に伝え続けている。
また自然の中で遊ぶのが大好きで登山、キャンプ、カヤック、山岳スキーなどアウトドアスポーツを世界中のフィールドで楽しんでいる。