ISBN:978-4-910205-26-7
定価:\1600+税
作品概要
パティシエむむmumuの無意識から紡ぎだされた、親しみやすく意味不明なようでどこか普遍的で温かい言葉たち。例えば、「あだを恩で返す」「着の身着のまま、機のみ気まま」「慮るではなく、慮る」など。SNSでのコミュニケーションも便利だけれど、一冊通して読み終えたら、あなたの大切な人に直接会いに行こう‼︎
以下の文章は、本書のあとがきです。
みなさまではなく、あなたへ(あとがきにかえて)
お元気ですか?風邪をひいていないですか?こちらは思っていたほどには気温の変化がなくて、ぼくは元気に過ごしています。あいかわらずよく笑って、よく泣いています。この機会でのご連絡になり、申し訳ありません。じつは、心配なことがあって、お手紙を書くことにしました。もしかしたら、あなたが悩んでいるような気がしたからです。思うように結果がでなくて、あるいはうまくいっても、またもとに戻ってしまっていませんか?
ぼくはあなたのことを、そのままでもとっても素敵だと思います。でも、どう思われるかよりも、自分が自分をどう思うかが大切なのですね。よくわかる気がします。目標を達成するまであきらめないあなたを応援しています。もしいろんなことを試してもうまくいかなくて、困っているのなら、よかったらぼくとお茶しましょう。同じ空気をすって、一緒に美味しいものを食べながら、いろんなおはなしをして、笑い、泣いて、握手して、抱きしめあいましょう。うまくいくかどうかはわからないけれど、そうしたいのです。
2020.1.14. むむmumu
著者紹介
むむmumu
1986年、岐阜県生まれ。
パティシエ。
フランス菓子工房 mumu galette(ムム ガレット)をオープン。