ISBN:978-4-911093-84-9
定価:\1400+税
作品概要
翌日に第一子を迎える予定の雨宮透は、父親としてうまくやっていけるのか、という不安に駆られていた。そんな気持ちを鎮めるために過去に想いを馳せる。
五歳の時に本当の両親を亡くした彼は人生に絶望した。目に映っていたいろがなくなり虚しく生きて一年が経過した時、彼の前に二つの温かい光が灯った。二人目の両親と出会ったことで未来が見え始め、見ていた世界にいろが現れ始めた。
初めてできた親友や写真部の先輩たちとの学校生活。星空撮影。写真コンクール。二人目の父親の死。
いろいろなことを経験し、心が折れそうになっても必死に未来を見ようと生きている透は我が子の顔を見て、父親としてこの子のためにも強く生きようと決心する。
著者紹介
真海響(しんかい・ひびき)
2000年生まれ、佐賀県出身。専門学校卒業後、倉庫業に就く。