ISBN:978-4-434-33799-4
定価:\1600+税
作品概要
表題作「魔性のバイオレット」──夢と現実は本来、区別できるものではない──今日はジャクソンの引っ越しの日である。転居先は、住人のほとんどが独身女性のワンルームマンション三階五号室。引っ越し終了後にジャクソンは、廊下で出会った隣室四号室の美女バイオレットに誘われ、彼女の部屋でコーヒーをご馳走になることに。以後、足しげく彼女の部屋に通い、男女の関係を築くことに成功するが、ある日を境に事態が一変する──ジャクソンがバイオレットの部屋のチャイムを鳴らしても、彼女からの応答がなくなったのだ……。
収録タイトル(20編)
「魔性のバイオレット」
「マチルダの恋人」
「最高の思い出」
「共通の趣味」
「カウガール」
「エドワードの恋宅」
「アンドロイドⅮ」
「ニューパートナー」
「隣室のメイ」
「ルーシーの婚活」
「格闘家ライリー」
「未亡人エリザ」
「ラブカクテルⅮ」
「隣室のカーター」
「家庭教師のルーイ」
「来談者ベラ」
「ローラの接客係」
「元カノのモリー」
「流星少年ジュード」
「セフレ婚」
著者紹介
子門英明(しもん・ひであき)
小説家。
福岡県出身、大阪府在住。
【著書 つむぎ書房】
『天使のメモリー』
『プールサイドの女』
『上司Kの恋人』
『ネイキッドゲーム』
『愛猫ノラ』
『午前0時の女』
『眠れる分身』
『幻の夜』
『モデルMとの恋』
『バイセクシュアル』
『夢幻の鍵』
『気絶』
『詩を書く少女』