ISBN:978-4-910205-23-6
定価:\1600+税
作品概要
【夜を束ねて】
石を置く男と遭遇した僕は自らの短命を悟り、恋人と顔を合わせる事にした。 しかし彼女は自室冷蔵庫に潜んでいた作業服の男によって、雪で覆われた不毛の大地へと連れ去られてしまう。
【三色の水溜り】
公園に奇妙な水溜りができたらしい。話によれば黒々とした水が甘だるい匂いを漂わせているのだという。他にすべき事も思いつかず、彼女が自ら休日の過ごし方を提案したことに少し驚き、裸足のまま靴を履いた。
以上2作収録
著者紹介
幼少期よりプロレス番組(WWF、後のWWE)を見て育つ。敬愛するレスラーはクリス・ベノワやカート・アングルなど。また、映画鑑賞を好み、シックスセンスやトゥルーマン・ショー、ブレードランナーなどの作品に多大な影響を受ける。
金曜の夜はEarth, Wind & FireのSeptemberを聴きながらダンス。休日はショパンの別れの曲(練習曲作品10第3番ホ長調)を聴きながら咽び泣く。安定しない情緒を宥めながら精一杯生きている。