ISBN:978-4-910205-21-2
定価:\1600+税
作品概要
本書は、著者の処女詩集であるとともに、22年に亘る詩作の集大成である。
詩は、読む人よりも書く人のほうが多いと聞いたことがある。そうかもしれない。わたしも、他人の詩はあまり読んだことがない。したがって、この詩集に収められている作品群が、本当に詩と呼べるものか自信はない。
しかし、この本のどこかに、読者の琴線に触れる言葉が潜んでいると信じたい。万象の真実の欠片たち。言葉にならない妻への哀悼。しがない詩人の秘密のつぶやき。
適当に開いたページの一篇だけを読んでもいいし、通読しても頭が痛くならないよう配慮したつもりだ。本書によって、読者の方々と心の奥深い部分で手を繋げたらと思う。
著者紹介
塚田 学(つかだ まなぶ)
1972年長崎県生まれ。高校卒業後18年間沖縄県に棲息。26歳のときに本格的な詩作に取り掛かる。人生のあらゆる場面を、詩、小説、童話などの言語表現によって切り抜けようと試みてきたが、今のところ成果は定かではない。今後も肉体の限界まで、パソコンのキーを叩き、表現を続けていく覚悟である。長崎県在住。