ISBN:978-4-911093-34-4
定価:\1400+税
作品概要
「子供を産む事は悪である」とする「反出生主義」の思想にハマった経験を持つ筆者。
既婚者でありながら、なぜそのような考えに至ったのか。
根底には自らが抱える生きづらさの問題があった。
子供を欲しがる妻との対立と不安定な日々。
そんな中で出会ったのはTwitter(現X)の仲間たち。
同じような苦しみを抱えた人たちが集まるSNSに著者は居場所を見出す。
だが、そこは「思想」とも「哲学」とも無縁な場所であった―
いかにして著者は反出生主義を乗り越えたのか。
元・反出生主義者が主義を捨てるまでの葛藤を描き、反出生主義者の抱える「闇」に迫る。
著者紹介
高橋翔太(たかはし・しょうた)
1987年生まれ。神奈川県出身。2010年 立教大学社会学部卒業。
現在は東京都内で事務職に従事。
かつては反出生主義者だったが、のちに転向した。
その際の体験と葛藤を綴った本書が初の著作。