ISBN:978-4-910692-05-0
定価:\1600+税

作品概要

本書は Otto Jespersen(デンマークの言語学者:1860.7.16 ~ 1943.4.30)の Essentials of English Grammar (1933) から音声に関する章を中心に対訳したものです。
昨今英語の音声に関する問題が大きく取り上げられていますが、特に高校生向きまでの英語学習書に於いては英語の音声に関する項目が欠けている場合が多く見られるので本書が参考になればと思います。
さて、本書の第一章では言語一般について文法とは何か・・・地理的、社会的方言について・・・口語と文語・・・表現、抑制、印象について・・・規範的、記述的、歴史的、評価的文法等について。第二章では音声表記、母音と子音、音節、強勢と音調について。第三章と第四章及び第五章では音組織の発達について学び、第六章では綴りについての解説です。なぜ英語は文字の通りに発音しないのかを解明していきます。第七章では品詞について軽く説明します。第八章ではランクの概念について。第九章では連結と対結について述べています。
つづいて対訳の方法ですが、英文を読んですぐに理解出来たか確認できるように配慮しました。ページを大幅に跨ぐ手間はありません。英文を読んですぐに意味が頭に浮かばない時は、まず日本語の訳から読んでそれからあらためて英文を読んでみて下さい。あるいは最初から訳の部分を読み進めて内容を把握するのもよいと思います。英語の得意な方は英文だけ読み進め、内容の確認のため対訳を利用するのも手です。留意点としては分からない単語等は電子本ならではの便利な機能を駆使して学んで下さい。音声は音を出して確認すると万全です。英語は文字通りに発音できない(ローマ字読みできない)特性がありますので。
目次
Chapter 1 Introductory 
Chapter 2 Sounds 
Chapter 3 Evolution of the Sound-System 
Chapter 4 Evolution of the Sound-System —– continued 
Chapter 5 Evolution of the Sound-System —– concluded 
Chapter 6 Spelling 
Chapter 7 Word —- Classes 
Chapter 8 The Three Ranks 
Chapter 9 Junction and Nexus 
基礎知識 (巻末付録)

著者紹介

宮崎県立延岡高等学校出身
青山学院大学文学部英米文学科卒
ヨーロッパ歴訪後公立の高等学校で長年教鞭を執る。