ISBN:978-4-910692-50-0
定価:\1600+税

作品概要

表題作「午前0時の女」──その夜、0時過ぎまで同僚と酒を飲んだ帰り、ルイスは、自宅近くの遊歩道で、ジョギング中の若い女性(エミリア)が、足をくじいて転倒するのを目撃する。身長200センチの彼は、歩けない180センチの大柄な女性エミリアを背負って、住まいのあるマンションまで彼女を送る。後日、動物園でのデートを約束した2人だが、エミリアは姿を見せず、代わりに、親友のルカという女が現れた。ルカから、エミリアが深刻な心の病に苦しんでいることを聞いたルイスは、その夜からエミリアと一緒にジョギングを始め、ある日、マンションの自宅のスペアキーを彼女に手渡す。

収録タイトル(20編)
「午前0時の女」
「秘密のきずな」
「1%の不安」
「理想を映す鏡」
「愛人志願」
「次回作」
「ディパーチャー」
「幻の同級生」
「ヌーディスト村」
「特大パフェ」
「謎の美少年」
「誘惑」
「フェルミの滝」
「アッシー君」
「一夜だけの恋」
「防音室」
「草食系男子」
「ソロ活カップル」
「第三の役者」
「超信頼カップル」

著者紹介

子門英明(しもん・ひであき)
小説家。
福岡県出身、大阪府在住。
著書
「天使のメモリー」(2021/3/3 つむぎ書房)
「プールサイドの女」(2021/10/18 つむぎ書房)
「上司Kの恋人」(2022/2/28 つむぎ書房)
「ネイキッドゲーム」(2022/4/20 つむぎ書房)
「愛猫ノラ」(2022/6/21 つむぎ書房)