ISBN:978-4-434-34909-6
定価:\1400+税

作品概要

ファンタジーならではの独特な宇宙論で展開される不思議な世界
ヒカルとリサに芽生えた仄かな恋の行方は?

黎明期に入って天の川銀河に最初の文明が芽生え意識に大変革をもたらした。それまで動物も植物も感情と欲求の二つだけだった。自然はあるがまま、良いとか悪いとかそういう概念のない世界、それがそれまでの在り様だった。そこに新たに欲望が加わった。足りないものを満たそうと強く望む意識が芽生え、それが原動力となって文明が発展し高度化していった。
ヒカルとリサは天空の森にあるファントム・ピラミッドで、不死身の黒い魔法使いを倒せる金と銀の矢を授かる。一方、虫喰の森の仲間たちは西の森の北の果てにある黒い魔法使いたちの本拠地を急襲する。故郷の星に繋がる魂の沼に渡れる聖域、中央の森の天ヶ原でダーク軍と虫喰の森の戦士軍との激しい戦闘が始まる。故郷の星に帰還したヒカルを待ち受けていたのは!?――

著者紹介

平井としお
1949年東京生まれ。
薬剤師、薬学博士。R&D(研究室)で分析化学、代謝・薬物動態学を専門とする新薬開発の基礎研究に携わる。
(財)埼玉県生態系保護協会新座支部長(1992-2014)。
2022年より作家活動を開始する。