ISBN:978-4-911355-03-9
定価:\1600+税
作品概要
経済学の歴史を振り返り、MMTの再定義を行い、更に進化したMMTによって「日本経済の復興」を企図した一冊。
2019年、日本の経済学の界隈は突如来航したMMT(現代貨幣理論)という黒船に騒然としていました。
この新しい貨幣論は、従来の増税を肯定する財務省や主流派経済学派の貨幣観の誤りを指摘し、ポストケインズ派経済学の貨幣論(MMT)こそ正しいことを証明して見せたわけです。MMTは日本の不況に対する特効薬として注目を集めました。
しかし、MMTはその後の論議の中でその真価が希釈されてしまうという試練に直面します。反対派だけではなく、支持者の間でも理論の解釈やアプローチにおいて意見が分かれ、論争されたのです。
結果、MMTは今、正に運用されているにもかかわらず、一定のタブーが存在する理論として議論が忌避され、停滞を強いられる状態となっています。
本書はその停滞を打破する一冊です。
著者紹介
織原一然(おりはら かずしか)
2002年に大学を卒業後、就職。
その3年後にリストラされ、複数のアルバイト・職を転々とする。
高度経済成長期世代、バブル世代との経済観念の違いに違和感も抱き、以後政治や経済を学び始める。
2019年、インターネットを通じてMMT(現代貨幣理論)を知り、特にマクロ経済学の研究を更に進める。
現在は、サラリーマンとして8年間民間企業に勤務。
本書の出版により、経済思想家を名乗る。