ISBN:978-4-911093-59-7
定価:\1600+税
作品概要
表題作「詩を書く少女」──ダイニングバーでバーテンダーをしているハービーと、ショーパブでポールダンサーをしているオリビアは、交際期間二年の恋人同士である。ある日、自宅で財布がないことに気づいたハービーは、オリビアのアドバイスに従って最寄りの交番に足を運ぶが、そこに、自称詩人を名乗る十六歳の少女が、彼の財布を届けに来ていた。少女の名前はホリー。幼い頃に両親を亡くして施設で育ったという彼女は、ハービーと交番を出ると、富裕層が暮らす独り住まいのタワーマンションに彼を案内する……。
収録タイトル(20編)
「詩を書く少女」
「エヴィの家庭教師」
「リベンジ喫茶A」
「貫かれた不道徳」
「カウンセリング」
「三階と五階」
「埋没と喪失」
「美しき未亡人」
「飛び入り参加」
「電撃結婚」
「いつまでもアッシー」
「宅配デートA」
「偶然の一致」
「逃避」
「フィービー夫人」
「頼まれた恋人役」
「落し物」
「家政婦になろう」
「計画的偶然」
「バツイチ」
著者紹介
子門英明(しもん・ひであき)
小説家。
福岡県出身、大阪府在住。
【著書 つむぎ書房】
『天使のメモリー』
『プールサイドの女』
『上司Kの恋人』
『ネイキッドゲーム』
『愛猫ノラ』
『午前0時の女』
『眠れる分身』
『幻の夜』
『モデルMとの恋』
『バイセクシュアル』
『夢幻の鍵』
『気絶』