ISBN:978-4-911093-29-0
定価:\1400+税

作品概要

飛行機はなぜ飛べるのか?
そのメカニズムには諸説あり、いまだに収束していないことをご存知でしょうか。

長年自動車の実験に携わってきた筆者が、自動車と飛行機の垣根を越えて、先入観や常識にとらわれず、独自の空力測定装置を用いて、揚力発生の真のメカニズムに迫ります。

*従来の空力の常識が覆る実験結果!!
・ベルヌーイの定理は空気中では適用できない! その理由とは?
・空気抵抗が最も小さい形は従来の流線形ではない! ではどんな形?
・翼上面で流れが剥離しても揚力は無くならない! なぜ失速しない?
・実験結果から導き出された揚力発生の真のメカニズムとは? その信憑性は?

本書は実験過程の説明に図やグラフを用いて、できるだけ分かりやすくお伝えできるよう努めています。また、実験の様子を二次元コードから動画でご覧いただけるようになっています。

著者紹介

1946年山形県生まれ、山形大学工学部機械工学科卒。
トヨタ傘下のセントラル自動車で実験業務を長年担当。
定年退職後、中国で乗用車の評価指導を行う。
帰国後、念願の空気力学の研究を開始。
現在、「空気中を高速移動する物体の抗力と騒音の低減手法」を研究中。
特許取得 ・揚抗比の大きな翼の断面を求める手法
実用新案登録 ・空気抵抗を低減したヘルメット
・円形溝のレール上を飛ぶ地面効果翼機 Hypergroove